令和6年度(2024年度)
全経簿記能力検定(基礎簿記~1級)
出題範囲の改定・ネット試験の開始について

令和6年度(2024年度)より、全経簿記能力検定の出題範囲が一部改定され、ネット試験(3級商業簿記・2級商業簿記・2級工業簿記)が開始されます。 今後、新たな情報が入り次第、当ページにて順次、更新を行ってまいります。

(2024/4/17更新)
2級商業簿記の出題範囲表訂正に関する影響と、それに伴い追加された投資不動産(購入のみ)のフォローアップ問題を追加しました。

(2024/4/11更新)
3級商業簿記の新形式に対応したフォローアップ問題を掲載いたしました。

(2024/4/3更新)
ネット試験の開始時期について更新しました。
参考URL:https://www.zenkei.or.jp/information/13433/

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出題範囲の改定について

令和6年度(2024年度)より、出題範囲の一部改定があります。級別の詳細については、下記のとおりです。
基礎簿記会計(簿記会計学の基礎的素養が必要な営利・非営利組織)
1.「簿記能力検定試験出題基準および合格者能力水準」の変更
  1. 組織が営利か非営利かに関係なく必要とされる簿記の仕組み及び会計学の基本的な考え方を理解できる。
  2. 個人事業主及び極めて小規模な株式会社の経営者や経理担当者あるいはマンション管理組合の役員として関連組織を計数の観点から管理するための会計情報を作成及び利用できる。
2.出題範囲の変更
変更はありません。
3級 商業簿記(小規模株式会社)
1.「簿記能力検定試験出題基準および合格者能力水準」の変更
  1. 小売業や卸売業(商業)における管理のために必要とされる簿記の基本的な仕組みを理解できる。
  2. 小規模な株式会社の経理担当者ないし経営管理者として計数の観点から管理するための会計情報を作成及び利用できる。
2.出題範囲の変更
  • 「伝票」「手形」が削除されました。
  • 伝票会計として出題されていた部分は、「仕訳から取引を推定する問題 12点(=4点×3問)」に変更されます。
    →ネットスクールオリジナルのフォローアップ問題はこちらフォローアップ問題(PDF)
  • 「仕訳から取引を推定する問題」の対策としては、仕訳問題を解くだけでなく、仕訳の結果から、どのような取引が行われたかということも考えるように習慣づけましょう。
  • 「仕訳から取引を推定する問題」のサンプルについては、公益社団法人 全国経理教育協会の公式ページ(簿記能力検定)にある「改定情報」にてご確認ください。
    https://www.zenkei.or.jp/exam/bookkeeping
2級 商業簿記(中規模株式会社)
1.「簿記能力検定試験出題基準および合格者能力水準」の変更
  1. 会社法による株式会社を前提とし、小売・卸売業のみならず他業種にも応用できる簿記とりわけ資本の管理(調達・運用)のために必要とされる簿記の仕組みを理解できる。
  2. 中規模な株式会社の経理・財務担当者ないし経営管理者として計数の観点から管理するための会計情報を作成及び利用できる。
2.出題範囲の変更
  • 「伝票」「値引(商品)」が削除されました。
  • 「伝票」が削除されたことにより、これまで伝票会計として出題されていた部分については、「仕訳から取引を推定する問題 12点(=4点×3問)」に変更となります。
  • 「仕訳から取引を推定する問題」の対策としては、仕訳問題を解くだけでなく、仕訳の結果から、どのような取引が行われたかということも考えるように習慣づけましょう。
  • 仕訳から取引を推定する問題のサンプルについては、公益社団法人 全国経理教育協会の公式ページ(簿記能力検定)にある「改定情報」にてご確認ください。
    https://www.zenkei.or.jp/exam/bookkeeping
  • 「ファイナンス・リース取引(利子込み法)」が追加されました。
  • 3級商業簿記から「手形」が削除され、手形の処理は2級商業簿記からの学習になります。
  • 出題範囲表の訂正により、投資不動産(購入のみ)が追加されました。
    →ネットスクールオリジナルのフォローアップ問題はこちらフォローアップ問題(PDF)
2級 工業簿記(製造業簿記入門)(工業簿記の基礎)
1.「簿記能力検定試験出題基準および合格者能力水準」の変更
変更はありません。
2.出題範囲の変更
変更はありません。
1級商業簿記・財務会計(大規模株式会社)
1.科目名の変更
科目名が「1級商業簿記・会計学」から「1級商業簿記・財務会計」に変更されました。
2.「簿記能力検定試験出題基準および合格者能力水準」の変更
  1. 会社法による株式会社のなかで商業を前提にし,主たる営業活動のみならず,財務活動や投資活動など全般的に管理するために必要な簿記及び財務会計に関する基本的な事柄を理解できる。
  2. 大会社の経理・財務担当者ないし経営管理者として計数の観点から管理するための会計情報を作成及び利用できる。連結財務諸表については、初歩的知識が必要。
3.出題範囲の変更
  • 出題範囲の改定により、「伝票」「売上割引」「特殊商品売買」が削除されました。
  • 繰延資産として資産計上する場合、勘定科目をそれぞれ「繰延創立費」「繰延開業費」「繰延株式交付費」「繰延社債発行費」「繰延開発費」とし、費用処理した場合と区別することになりました。
1級原価計算・管理会計(中小規模企業)
1.科目名の変更
科目名が「1級原価計算・工業簿記」から「1級原価計算・管理会計」に変更されました。
2.「簿記能力検定試験出題基準および合格者能力水準」の変更
変更はありません。
3.出題範囲の変更
  • 出題範囲の改定により、「総合原価計算における仕損品の評価」が削除されました。

ネット試験の開始について

 令和6年度(2024年度)より、簿記能力検定のネット試験(3級商業簿記・2級商業簿記・2級工業簿記)が開始されます。ネット試験の実施については、下記の予定になっております。

3級商業簿記
実施中
2級商業簿記
2024年4月15日から試験実施予定
2級工業簿記
2024年5月1日から試験実施予定

ネット試験に関する最新の情報については、公益社団法人 全国経理協会の公式ページ簿記能力検定 ネット試験のご案内にてご確認ください。

簿記能力検定 ネット試験のご案内はこちら

令和6年度 受験要項

 令和6年度の簿記能力検定試験受験要項が全経協会公式ホームページにて公開されています。下記のリンクより公式ホームページにアクセスして、ご確認ください。

簿記能力検定試験受験要項はこちら